行きつけの小さな居酒屋。 カウンターと座敷のテーブルが6席。 特別な事は何も無いけれど、ここが一番落ち着く場所だった。 それに、今日は美桜が一緒にいる。 美桜が楽しそうに笑っていた。 何だかそれが嬉しくて、くだらない話しをたくさんした。 皆もいつもより饒舌で、このままほっておいたら何を話されるか少し心配になるほどだった。 酒も入っているからたちが悪い。