部屋に戻ったら、なぜか涙が滝のように流れてきた。
私、なんで泣いているんだろう。
前に、決めたはずなのに。
春斗が、病気のことを打ち明けてくれた日に。
ちゃんと、この心に誓った。
それなのに…なんで、こんなに不安になっているの?
やっぱり…いつかの日が来るのが、怖いんだ。
いつか、春斗が倒れてしまう、その日が。
いつか、春斗と今のように当たり前に会えなくなる、その日が。
そして、いつか春斗がいなくなってしまう……その日が。
「全然大丈夫じゃないじゃん…」
春斗、ごめんね。
私、やっぱり弱いみたい。
君の彼女は、弱くて弱くて、君のことを支えてあげるのが難しいのかもしれない…。
ごめんなさい、春斗。