「里桜!」 春斗の声がして、ハッと目が覚めた。 「やっと起きたよ…。お前、ほんとに朝弱いな…」 そう言った春斗の顔を見た瞬間思った。 夢に出て来た女の子……春斗に似てるような…? それに…私にも似ていたよね? まさか……私たちの娘…? って…そんなわけないか! 「おはよう、春斗」 「うん、おはようリオちゃん!おはようのチューは?」 バシッ! 「痛ぇ〜」 春斗が頬を抑えながら言う。 朝っぱらから何なの、こいつは〜!