夕食後。
「うぅ…」
夕飯を食べ過ぎて…お腹が痛くなっちゃった私です…。
情けない…。
「リオ、春斗くん呼んでくるね」
優花は優しくそう言った。
春斗に心配かけたくないよ〜。でも、そう言う気力が無い…。
ううううう…。
ガチャッ。
しばらくして、春斗が入ってきた。
「里桜、お前…腹痛いんだって?」
「う…うん…」
「大丈夫か?」
「だ、だ、大丈夫…」
「大丈夫じゃないな、その顔は」
ギクッ!!
「お前、昔から無理するところがあるよな。ちょっとは頼れよ?」
春斗…。
「バカ、何泣いてるんだよ」
あ、私…泣いてた?
「ご、ごめん…。今までそういう風に言ってくれる人…いなかったから…」
春斗は、私の心が見えるの?っていうくらい、私のことをわかってくれる。
「…泣き虫」
そう言いながらも、大きなその手で私の頭を撫でてくれる春斗。
あれ…??
なんか…眠い……。
私はそのまま意識がなくなってしまった。