あれ?


「あの…だから…昨日……告白したんじゃないの?三階の…空き教室で…」




「え?何言ってんの?」




「ふぇ?」




え?どういうこと????






「俺…告白なんてしてないよ」



「え…でも、女の子と二人でいたよね?」



視力が両目1.5の私が見間違えるわけない。



「いたけどさ。俺が告白したんじゃなくて…俺が告白されてた…」



「そ、そうだったの!?」


うひゃー!私ったらとんでもない勘違いをっ!!

じゃあ、私…まだ失恋したってわけじゃないのかな…。





でも…。




「好きなんだよとか言ってなかった?春斗…」

私がそう聞くと、なぜか少し顔を赤らめながら話す春斗。

「いや…だから、その…告白してきた子がしつこかったから…俺は好きな子がいるって言ったんだ…」




好きな子…?




心臓がドクンと波打った。




「は、春斗…好きな子……いるの?」


不安になりながらも…なんとか笑顔で聞く。