4月13日の放課後。
明日の4月14日は、私と春斗の誕生日。
小さい頃は、大崎家と古賀家合同でパーティーしてたよね。
でも…今年は無理…だよね。
だって、春休みから春斗と話せてないし。
はぁ…。
「リオ。何沈んでるの?」
「千里と優花…」
たったの数日で、二人とはすっかり仲良くなり、いつも一緒にいるようになった。
「また、恋わずらい?」
優花が聞いてくる。
「うん……」
「もうさ、リオ…。告白しちゃえば?」
無理無理無理!!!!
「そんな…無理だって!」
「じゃあ…とりあえず、話せる状態に戻らないとね」
「そうしないと、何も始まらないよ?」
確かにそうだよね…。
春休みから全く話してないんだから。
家も隣で、クラスも同じなのに。
千里と優花に相談したら、なんかいける気がしてきた!
「じゃあ、私…。頑張って話しかけてみるね!」
そう言うと二人は頑張れ!と、言ってくれた。