「最初は女の子が出てきた。で、そのあとは男の子。二人とも、年齢は今の俺ら…か、それより少し小さいくらいだったけど」 まったく同じだ…。 「…で、何か…言ってた?」 「なんか、何があっても里桜さんを信じてあげてください、とか言われた」 「場所は!?地面が一面桜の花びらで埋め尽くされてた!?」 「うん」 「ひぇー。同じ夢見たんだ、私たち…」 「不思議だよな…」 「うん……」