5コール、6コール...



7コール目で、雅は出た。


「あ、優奈~!今丁度休憩中で電話しようとしてたの!」

「あ、そっか...」

「今日、早めに上がれそうだからさ、8時くらいには行ける!どうする?優奈の家でもいい?」

「あ、ごめん!今ちょっと出てて...カフェとかでもいい?」


とっさにウソをついてしまった。



なんか家だと、逃げ場がないみたいで...


怖かった。



「うん、別にいけど...じゃあ、どこのカフェ?」

「じゃあ、○○駅の、いつも行ってたカフェあるじゃん!あそこで。」

「おけー。じゃね。」

「はーい。」