涙が、おさまりかけたころ、亮太が言った。


「来て。」


私は、黙ってついていった。




どこか、安心してた。




連れて行かれたのは、亮太の部屋。



亮太がベッドを、ポンポンと叩く。



ここに座って。っていう意味。





亮太も覚悟できている。



だから私も、勇気を出さなきゃ。



謎のままに、闇のままにしていてはいけない。





けじめ、つけるんだから。