「帰り迎えに行くね。」



「ありがとう。協兵!」

私は、自分の教室に帰ってく協兵の姿を見送った。


「あんたら、本当ラブラブだねえ。」
亜李沙は、前の彼と別れたばかりで、気がのってない。


「亜李沙も、また違う人見つければ大丈夫だよ。」

「あんたは、そんな風に思うかも知れないけどね…」
「恋は、難しいんでしょ?解ってるよ。」





本当に難しいんだなあ。
どんなに、難しい問題でも、どんなに複雑な事件でも、恋は一番複雑で一番難しい。



でも今の私は、軽く流してた。