『今でも紘は家でスウェット姿ですか?』
「はい。そうなんです」

あれ?
雨宮先生は紘のスウェット姿知ってるんだ・・・?

『おい、俺の話で盛り上がるな』
『いいじゃないですか。ほら、紘は次の授業に行かないと』
『やべっ!あんまり余計なこと話すなよ!?』

仲良し・・・なのかな?
紘は慌てて保健室から出て行く。
それと同時に始業のチャイムが響いた。

『紘のスウェット姿、少し笑えますよね』
「そうなんですよ!同居してから10日経つのに見る度に笑えるんです」
『あははっ、アレはルックスがいけないですよね』
「ルックス・・・ですか?」
『そう、紘は背高いし顔立ちが凄く綺麗だから似合わないんだよね』
「ああ!ですね!」

あれ・・・?
なんか・・・

『紘は相変わらず毎晩飲んでますか?』
「えっと・・・はい」
『あまり飲み過ぎないように美晴君が注意してあげて下さいね?』
「はい・・・」

気のせいかな・・・?