牙雨の部屋  汐葉

ここが、牙雨の家なんだ……。大きい。

「入ろう。」

「うん。」

「誰も居ないから。」

「ん。」

「そこら辺に座っとけ。」

「わかった。」

すごい、雑誌がいっぱいある……。

「汐葉って、男子の家来たことねーの?」

「うん。全くないよ。」

「じゃあ、俺のが初めてか。」

「そうなるね。」

「いきなり、つれ出してごめんな。」

「良いよ。大丈夫。」

「……。」

「……。」

「し、汐葉。」(ガバッ)

「きゃっ……。」

「俺、もうお前と……」

「?……」

「お前とシたい。」

「っ////」

「いい?」

「ぅん。」

「き、キスして……い?」

「(コクン)」

ッチュ……。

「……んっ///」

ヤバイ、めっちゃ可愛い。どうしよ…俺、幸せだ。

「だ、大丈夫か?」

「ぅ……ん。」

「痛かったら言えな。」

「わかった。」

牙雨、優しいんだけね……いつも笑顔にさせてくれる。私、今幸せだよ!