「…はい。」

文句言う訳にもいかないし、あたしはそれだけつぶやく。

「今からでも遅ないんとちゃう?ここは確かにあんたら助けるためのとこやけど、タダやないで。」

おばさんはどんどん早口になる。

うるさい。うるさい。うるさい。


「知っとる思うけど、あんた以外の子たちは親なり、自分なり働いてちゃんと少しは払っとるねん。」