「…そうですか。」

あたしはそれだけつぶやいてリビングに向かう。


その人もそれ以上何も言わずにあたしの後ろからこちらに向かってきた。

リビングに入ると、プーンと料理の匂いがした。


テーブルには、消して豪華とは言えないけれどあたしたちの成長には十分な量の料理が並んでいる。