「あ?ああ…わりぃわりぃ。」
当たり前のように起き上がる三枝くん。

「つーか、もういいのか、熱。」
「え?…あ、うん、たぶん。」

そう言っている途中でいきなり三枝くんの顔が目の前にきた。
「ちょっ!」
コツン…

自分のおでこをあたしのに当てて、確かにもうないな、とつぶやく。