「とりあえず、ジンベエザメいくか。」
「ジンベエザメ?」

「大きいサメだ。」
それだけ言うと、三枝くんはエレベーターに乗った。あたしも一緒に乗りこんでドアを閉めた。

やがてついたフロアは一面水槽。
「うわぁ…」
あたしは思わず声を出してしまった。