「て言ってもなぁ…このへん、そんなにホテルないんだよなぁ。」

キョロキョロとあたりを見渡すあたしたち。

時たまホテルを見つけるものの、高くて泊まれそうもない。
「ビジネスホテルとかねぇかな。」

そう言いながら、三枝くんがスマホで調べ始めた。