そんなの分からない。

わからなくていい。だってあたしたちは、今から死ぬために歩くんだから。


「うん。」

あたしはそう言うと、彼の後に続いて歩き出した。

朝の暖かな日差しがあたしたちを明るく照らし、2人の影を作り出していた…。