「そっか!」

ニコッと笑い、あたしは再び遊びはじめた。


知らなかった。この頃あたしは純粋で、だからある意味単純だった。

無知なのは罪かもしれない。


信じ続けていた自分が今になって憎たらしいから。

いつか必ずお父さんとお母さんがお迎えに来てくれると、信じ続けていた…。