翌朝、クラスにつくと森内君は既に教室にいた。
そこには見たことのない男の子も一緒で・・・
「おはよう。森内君」
そう声をかけると面倒くさそうに「おはよう」と一言だけかえってきた

「ごめんな。こいつ女の子苦手でさー。」
森内君と一緒に話してた男の子が話しかけてきた
「俺は蓮見空斗。隣のC組なんだ。よろしくな!」
「私は松坂璃子です。どうぞよろしく!」
軽く挨拶をかわすと彼は私に「空斗ってよんでくれよ。俺も璃子ってよぶからさ」
とまあ、フレンドリーで会話をしていると杏子ちゃんがこちらへ来る。
「やっほ!空斗」
「お、杏子B組だったんだな!また話しようぜ」

杏子ちゃんの知り合いなのか・・・。と内心で思っていると
ふと横から声をかけられた

「ねえ・・・。」

話しかけてきたのは森内君で、私は席について話を聞くことにした。
「どうしたの?」
「松坂はさ、なんで俺に話しかけてくるの?」
唐突な質問に目を丸くしたものの私は答える
「なんでって仲良くしたいからかな。せっかく隣の席だし」
「・・・変なの」
「変って酷いなあ」
そういえばクスリと笑いが零れる
「気に入った・・・。俺のことも蒼汰でいいよ」
「じゃあ、蒼汰くんでいいかな?私も璃子でいいよ」
「おう」

どうやら少しは彼と仲良くなれそうな予感です