「 ん?待てよ、」
いきなり弘樹が走り出して、
女の子の元へ駆け寄ってった
理玖と目を合わせ、
首を傾けながら
弘樹のあとを追った
「 まじで?あはっ 」
「 ひっさびさやん、鈴子 」
弘樹が呼ぶ “ 鈴子 ” とはその子のようだ。
「 れい…こ? 」
「 あー、こいつ鈴子、昔よー絡んでたんだよな 」
「 今はもう…あれだね(笑)」
鈴子のいう “ あれ ” はいまいちわかんなかったが、
俺も理玖も自己紹介して
ついでに、とLINE交換した
「 じゃあまた連絡するね! 」
「 おうまっちょる、」
「 那月も理玖もまた会お! 」
「 会お会お! 」
「 ういーっす 」
楽しかったね、と3人で語り、
その最寄り駅で解散した