「 あの子が杏菜だったのかあ 」

「 うん 」


「 柚菜の姉かあ 」

「 うん 」


「 … 」




こいつらなんなんだ、



すぐに体育館で杏菜の劇が始まり

弘樹も理玖も集中して観る


杏菜が主役で、

感動する話で、1人だったら泣いてるパターン



劇が終わって杏菜の所へ行こうと思ったが

何人かに囲まれて話しているのを見て断念




「 しゃーない、帰ろか 」

「 うんそうしよ 」


「 また会えるし、」




杏菜にお別れの言葉もなくその場を去った