てな訳で、俺達が選んだのはRPG。
だからトーゼン旅して戦って・・・
死?
ってこともアリ?

「死んだらどうなるんだろ?」
俺の呟きに、
「ゲームオーバーでしょ?」
実果が言う。
「続ける?やめる?」
歩の問いに、
「やめる」

・・・・・・。

俺の答えに、沈黙が降りた。

「・・・なぁ?やめるとどーなんのよ?俺達」
「・・・・・・」
誰も答えられない。
無視されている訳じゃなく、答えを持ち合わせていないだけだ。

・・・・・・ただの無視だったらどーしよう。

「では君達をRPGの世界へご案内します。こちらへ」
SakuIに導かれるままに、俺達五人は奥の部屋へと入っていった。