もうツッコミ疲れた。




なんでお母さんはお姉ちゃんを呼んだのか。




呼んだらこうなることくらい、分かってたくせに。




絶対楽しんでるよ、お母さん。




ドンッ




いきなり咲紀さんがコップを大きな音をたててテーブルに置いた。




その音に皆一斉に咲紀さんの方を向く。




咲紀さんは下を向いている。




うるさ過ぎて咲紀さん、怒ってる?




「……そんなことはどうでもいいのよ…ひっく」




「どうでもいい!?」




そんなことで片付けられたお姉ちゃんはまたショックを受けた。




あれ、咲紀さん……ひっくって言った?




もしかして………




顔を上げた咲紀さんの顔は赤くなっていた。




「……あなた達はどこまでやったのよぉ〜?
うっかり出来ちゃったりしてないわけ〜?」