「・・・・・・美味かった」
ポツリと秋彦の口が呟いた。
「ほ、本当!?」
嬉しくて自然と口角が上がってしまう。
やっぱり作ってきて良かった!
「なんか・・・久々に人の作ったもん食った」
「え・・・?」
それって――普段、お母さんの手料理を食べてないって事!?
「・・・・・・」
私はしばし考え込んでしまった。
成長期の子供を何放置してるの!?
お昼休みは毎日購買のパンって、そんなんで栄養取れないよ!!