私の体を気遣いながら、やっぱり秋彦は家まで送ってくれた。
その途中、私はまたイジワルをしてしまった。
「秋彦は自分で思ってるほど、真崎の事を好きじゃないよ」
「・・・・・・は？」
どんな気持ちだろう？
同性を好きになってしまって悩んでいるのに、こんなことを言われて・・・。
それでも私は続けた。
「だって・・・好きな人と二人きりで部屋に居て・・・平気で居られたんだから・・・」
これは単なるイジワルじゃない。
ホントにそう思ったから言ったのだ。
でも、だからって自分が想われてるとも思わないけど。