「お前が苦しんでた事――知れて良かった。
知らないままだったら俺――スゲェ自分勝手な人間になってた。
・・・ありがとう」

「・・・傷付けた相手にありがとう言うお人好し・・・秋彦ぐらいだよ・・・」

私は嬉しくて嬉しくて、泣きながら笑った。
まるで心が繋がったみたいに気持ち良かった。
晴々した気分だった。
そして同時にあったかい陽だまりに包まれているかのような――・・・。

私、ずっと秋彦と一緒に居たいよ。