え・・・?
嫌な予感がした。
表情も声のトーンも落ちた。

もしかして、寂しそうに見えたのは『友達に恋の相談をしてもらえなかった事』ではなくて――・・・!?

「ぁ・・・、柚子乃――」
「さ!早く食べちゃわないと、昼休み終わっちゃうよ!」
彼女は誤魔化すように私の言葉を遮った。

――私、自分の恋で、一体何人の人を傷付けてるの――!?