【短】強すぎる愛を私に…


俺は龍牙 湊
世にゆうヤクザの若頭だ
だから、今日も仕事にいき帰る途中だった
いつもと同じだったんだ
あいつに会うまでは…

「……て……たす…っ!」

女の声が聞こえた
いつものことだ ほっとこう
そう思い通り過ぎようとしたとき、ふとその女を見てみると…

とても整った顔立ち
スタイル抜群
今まで出会った中で1番美人だった
一瞬で惹かれた

でも、俺が惹かれたのはそいつの容姿じゃなかった…

俺が惹かれたのは…
あいつの目

闇に染まった目をしていてもう希望なんて捨てている。そんな感じだった

あいつの目を見てゾクッとした

俺はあいつを救いたい。
そう思った

「おいてめーら、俺の視界でくだらねーことしてんじゃねーぞ」

おれはそう言って女を抱きしめる

女は震えていた
でも、俺が抱きしめていたら収まった

ナンパ男が逃げて行ったあと
あいつは俺に礼を行って帰ろうとした

そんなやつは始めてだった
みんな女は媚を売ってくるはずなのに…

面白い

帰ろうとしている女に名前を聞いた
「あ、えーとりんです 結城りん」
女はそう言った

そのあと…
「あなたは?」
そう聞いたんだ

この世界に俺の名前を知らない奴なんていないと思ってた

だっておれは…ヤクザの若頭だから

名前を答えたあと女は「龍牙さん…か分かりました では」
っと言って帰ろうとした

まぁ俺は帰す気なんかさらさらない

だから女の家を掴んで俺のところへこいといった
女は初めは拒否していたが、俺がしつこく言っていたところ頷いてくれた

そして俺は女を連れて家に戻った

「……おっ…ぉ…ぃ!おいっ!」
んっ…へ?!

いつの間にか寝てしまったみたい

「あ、えーとごめんなさい」
「いやいいんだ、着いたおりるぞ」
「はい」

テクテク

………っはぁぁぁぁー?!

なんだここは!
大きすぎでしょ?!

空いた口が塞がらないとはこのことだ

「おぃ、口しめろ ククッ」
笑われちゃったし…

「そろそらいくぞ」
「あのーここは…?」

そう聞くとびっくりする言葉がかえってきた

「あ?ここは俺の家だ」

っ…っ………えぇぇぇぇぇー!

まぢですか!!

「なにしてんだ?入るぞ」
「あっはい」

ガラガラッ

「おかえりなせーやしっ…わ、か?」
ビクッ
こっ怖い…
厳つい顔のお兄さんたちがいっぱい…

「あぁ」

ポカーンとしていると
「おい、何してんだ?早く行くぞ」

そう言ってわたしの腕を引っ張りズカズカと歩き出した

ガチャ

いつの間にか部屋についていた

「お、おじゃましまーす」

トコトコ

「おいりんそこ座れ」
ドキッ
やばい名前呼ばれた…
「はい」

トコトコ トスっ

ドカドカ ドスッ ポスッ

「へ?!」

えーといまの状況を説明しますと
わたしが指示された所に座ると、龍牙さんが歩いてきて私の隣に座ったんです
そこまではいんですよ、はい
でもなんで抱きしめられてるんですかー!

「あの〜なんで抱きしめられてるんでしょうか…?」

「あ?んなもん俺が抱きしめたいからだ」
耳元でそんなセクシーボイスをださないでくださーい

「なぁ、りん
お前は何を抱えてるんだ?」

えっ?
なんでわかるの?

「どうしてそんなこと聞くんですか」
「お前のこと知りたいからに決まってんだろ」

「そうですか…引いても知りませんよ」
何故かこの人なら信じられる
そう思えた
だから私は全てを話した
龍牙さんに…捨てられる覚悟で…

「そうか… 」
龍牙さんはそう言って黙り込んだ

あぁ捨てられる
そう思った
やっぱり人なんてそんなもんだ…
そう思った

そのとき

「おい、何考えてるかゎ知らねーが俺はお前をそんな事ですてたりなんかしねぇ」

龍牙さんはそう言ったんだ

ぽろっポロポロ

人前で泣いたことなんてなかったのに、私には感情なんてなかったのに…

「うっうわぁぁーん」

あの日以来初めて声を上げてないた
そんな私を龍牙さんはずっと抱きしめてくれていた

「もう大丈夫か?」
「はぃ…ありがとうございました」

龍牙さんは私を離し、真剣に私の目を見て言った
「おれは初めて会った時からお前に惚れてる」
「えっ?」
「だからお前を離す気はねぇ」
「っ…」
「おれのとこにいろ、ずっと 俺がお前を救ってやる」

「っ…は、ぃ」

この時思った
私はまた幸せをしれるかもしれない…



「あっ、そう言えば湊
湊はなんのお仕事してるの?」

湊の家に来て1週間私は湊の家で暮らしてる
あ、湊っていってるのは湊が
「名前で呼ばなきゃ今すぐ犯す」
と脅されたのでよんでます笑

「あ?りん知らなかったのか?」
そういった湊はわたしの隣に座った

「うん!教えて?」

「おれは…ヤクザだ、ヤクザの若頭」
「えっ?」
「そんな俺はきらいか?怖いか?」

そういった湊はいつもの自信なんてこれっぽちもなくて、悲しく目を揺らしながら私の腰に手を回し私に言った

「そうね…ヤクザ怖いと思うわ」
「やっぱり…「でも私はそんな事であなたを手放したりしないわ、だって…
湊は湊でしょ?」

そう言った私をびっくりするように見てふわっと笑った
「やっぱりお前は最高だ
なぁりんおれの女になれよ」

私の腰をグイと引き得意のセクシーボイスで私の耳にはいた

「うん!」
私が顔を真っ赤にしてそう言うと湊は笑って
「可愛いな」

チュッ

キスをした

それから2日たってある人が湊を訪ねてきた



ピンポーン
その音で私は起きた
まだ朝7時
こんな早くに誰だろう?
そう思いながら湊を起こす

「湊?誰か来たよ?起きて」
湊のたくましい厚い胸板を叩く

「んっ…」

ギュー
湊は起きるどころか私を抱きしめる

「湊?はやく起きてー誰か来たよー」

「んっ…ヤダ まだ寝る」
キューン♡
ヤダとか…可愛すぎでしょ!

ぢゃなくて!

「湊、起きないともう一生チューしないからね」

ガバッ

「ダメだ。起きる」
だからチューしよとか言ってきた
「だめだ…んっ…ふっん」
だめだよって言おうとしたら
ふっかーいキスをしてきた

私も誰か来たことを忘れ、湊とのキスに酔いしれていた

ピンポーン

はっ!
そうだったー!誰か来てたんだ!

ドンドンドン
「ふっ…ん そ、お…だ……れかきてる」
全然離してくれない湊にキスをされながらも必死で伝えた

「チッ 誰だよ」

そう言って湊はやっと離してくれた

湊のキスでグッタリしている私をそっと横にして玄関に向かった


湊side

せっかくりんとのキスを楽しんでたのに誰だよ、うぜーな

俺はグッタリしているりんをそっと横にして玄関へ向かった

ガチャ

「湊!でるのおそいよ!
おれ寂しかったよー」

チッお前かよ…

「帰れ。」

ガシッ
「ひどいよー俺10分も待ってたのに…」

はぁぁぁぁぁあー

そのとき、「湊ぉー?誰だったの?」

おれの愛しのりんがきた

湊が全然帰ってこないので私は玄関へ湊を呼びに行った

「湊ぉー?誰だったの?」

行ってみると まだお客様がいた

その人は私を見てポッカーンとしていた
「おい、てめぇ俺の女をみるな減る」

湊はそんなことを言うと私をぎゅっと抱きしめた

「そっ湊?!だ、だめだよ!お客様きてるのに!」

そう言った直後

「え、えぇぇぇぇぇー!」

ビクッ
チッ

「るせぇ、だまれ帰れ、うせろ」

「湊?これゎ夢かな?いや、現実か?君ゎだれかな?!俺ゎ湊の親友…ドカッ」

男の人が早口で私に喋っていると、湊はうざくなったのかその男の人を蹴った

「いってぇ!まぢいてぇ!手加減しろよ!骨折れるだろーが!」

「てめぇがうぜぇからだろ」

2人は言い合いを始めた

「あっあのぉー」
「「あ??」」チッ

ビクッ
「とりあえず中入りませんか? どーぞ」
「ありがとうっ!」
男の人はそういいドカドカとリビングへいった

その男の人をぼーっと見つめていると

「他の男みてんじゃねーぞ
お前は俺だけみてろ」
チッむかつく
そう言って私を壁に押し付け激しいキスをした

どうやら湊は嫉妬したみたい
やっと離されて、男の人が待っているリビングへと足を進めた

ガチャ

男の人は呑気にタバコを吸っていた

「おーやっときたか!
始めまして!俺ゎ湊の親友で、付き人の南 秋冬です♪よろしくね」

「あっ、私は湊の彼女の結城りんです
お願いします」

「りんちゃんかー
りんちゃんゎ何才?」
「あ、17です」

そう言って喋っていたら手を繋いでぶすっーとしていた湊が手を離し、私を後ろから抱きしめた

「湊?どうしたの?」
湊は私の首筋に顔をうずめて
「お前らが喋ってるからだろ」
って…笑

どんだけ嫉妬深いんだ!

「湊?ごめんね、ソファーすわろーね」

湊に言い湊の手をとってソファーに腰掛ける
だけど…
「りんゎここ」
そう言い私を湊の股の間に座らせた
そして後ろから抱きしめる

「あの…秋冬?座ってね」
私がそう言うと後ろから黒いオーラとひっくーい声で

「あ''?秋冬だぁー?おいてめぇりんに何名前よばせてんだよ」
そう言ったんです笑

「ごっごめん」
秋冬ゎ青くなりながら湊に謝る
「湊?そんなこといったらダメでしょ」

湊に言うと…
ぶっすーとした顔になり私の首筋に顔をうずめた

「ごめんね秋冬」
「い、いやいいんだ」

「で、秋冬ゎ何か湊に話があったんじゃないの??」
「あっそうだった!」
思い出したようにそう言い

「明日ゎ仕事休みだ」

そういった

「あ?んなことか?
そんなことで俺の睡眠時間とりんとの時間をじゃましたのか?てめぇ覚悟しとけよ、」

「ごっごめん、電話でいいかな?と思ったんだけど、湊に会いたくて♪」

「あ?きめぇー しね。」

そう言う湊はビクッとした
そして秋冬も顔を青くしている

なぜかって?
そんなの私が殺気をはなったから

どす黒い感情が私の胸をうめつくしていく
「秋冬?湊に近づくの禁止。」

「り、りんちゃーん嘘だようそ!ね?」

「りん、お前嫉妬したのか?
しかも男かよっククッ」

「悪い?もう知らない」
私ゎバカにされたのがむかついて湊の手を払い寝室にいこうとしたのだけど…

ガシッ

「わるい、わるかったって、な?
あまりにも可愛くてついな
だからここ来い」

そういわれたら戻るしかないじゃん?

「あ!ぢゃあおれ仕事あるんだったわ
かえるな!ありがとなー」
いきなり秋冬ゎ言うと風のようにかえっていった


静かになったリビング
私は暇になったので服でも着替えよーかなーなんて思って寝室にいこうとした

ガシッ

「りん、どこいく」
「え?あ、着替えよーかなと思って」
「そーか」

そう言って湊は手を離したので私は寝室へ向かった

着替え終わりリビングにもどると湊が
「りんー腹減った」
って言ったので料理を作ることにした

「なに食べたい?」
「カルボナーラ」
「分かった、ちょっとまっててね」
「あぁ」

私が麺を茹でていると背中にずしっと重みが…

「湊?動きにくいよ 離れて」
「…」
「そーう??はーなーれーて」
「いや。」

はぁぁー
全然離れてくれないので私は無視して料理を続けた

かまってくれなくなってしょうもなくなったのか湊は離れた

10分後…

「湊、できたよ♪」
「あぁ」

湊は椅子に座った

「いただきます」

パクッ モグモグ

「どぉ?」
「ん、うめぇ ありがとな」
「うん!」

私達は食べ終わり、ソファーでゆったりしていると、湊が
「どっか買い物いくか?」

「いくっ!」

用意を済ましていざ出発!

今私は湊と一緒に街に来ている

でも…

もちろん2人でゆっくり買い物できるはずもなく…

「きゃぁー龍牙組の湊様よーっ」

湊が通るたびにそう言われ…
挙げ句の果てに

「何あの女、ちょっと顔がいいからって湊様の周りをうろちょろして!」

私もそう言われた

まぁ、分かってたことだしいいんだけど

「なぁりん?どこいきてぇ?」
「そうだなー服屋さん!」

私達はそんなことをを言いながら2人で買い物をする

「やばいっ本当かっこいいぃー♡」

とか言ってるお姉様方をほっといて


しばらく歩いていると…
ガシッ

「あ?」
誰かが湊の手をつかんだ

「湊!ひさしぶりぃー♡
もー最近相手してくれなかったから寂しかったよー」

そう言って私と湊の手を引き裂き自分の腕を湊の腕に巻きつけた

「だれ?」
思わず言ってしまった

「あら?あなたこそ誰かしら?
湊の妹さんかなにか??」

そんなことを言われているのに湊はポカーンとしている

まだ湊の腕に巻きつけてある腕を湊は剥がそうともしない

さすがにイラっとした私は
「いえ、妹でもなんでもないですよ?
私は、ただ落し物をひらってもらっただけです。 あなたは?」

「あらそう?
私は湊の将来のお嫁さんよ♡」

ふふっ

「そうでしたか、では
私は邪魔ですね、さようなら」

そう言い帰ろうとした

そしたら湊はその私の行動にはっとしたのか
ガシッ
「お、おいりん、どこいくんだ!」

パシッ

「離していただけます?
私は私の家にかえります」

テクテク

私は走って家に帰った

後ろから湊がなにか叫んでいたし、追いかけてきてたみたいだけど、私は湊に隠れて家に帰った

ガチャ

「ただいまー」

もちろん私の家はここしかない
だからここにかえるしかなかった


バタバタ

ガチャ

「りんっ!」

湊は私が帰ってきて何分もしないうちに帰って来た

「…。」

「りん?悪かった」

湊はそう言いながら私を抱きしめようとした

パシッ

「あの女を触った手でさわんないで!」

そう言っても湊は抱きしめた

「悪かった。」

「なにが?
何に対してあやまってるの?」

「全部。
あいつは俺が遊んでた頃の女らしい」

らしいって…
湊は覚えてかったみたい

あの後湊は手を振り払い女を一発殴り私を追いかけてきたそうだ

「違う…私はそのことで怒ってるんじゃない!」

「は?」
「湊はあたしのなのに…
なにさわられてんの!なんで振り払わないの!」

「わりぃおんなの存在きづかなかった
おれ、服屋探してて… わりぃ」

湊は言った

「ばかぁー
次したら許さないんだからぁー」

私は泣きながら湊に言う

「あぁ分かった」



もう、あんまり外に出たくないなと思った1日だった

湊はあの日から私を外には出そうとしなくなった

私は学校に行ってないので別に何の支障もないけど

そしてあの日から湊は私にべったりだ

「りん、こっちこい」
ほら、ね

いつもこう言って私を湊の足に閉じ込める

「りん、こっちむけ」

そう言って湊は私をクルッと向かい合わせにするように湊の膝の上にのせる

色気のある目で私を見る

その目に捉えられたように動けなくなる

チュッ

ふれるようにキスをする

「ん、…はぁ、…そ、う」

そしてだんだん深くなる

やっと離してくれた…
くるしかったぁぁー

「りん、好きだ」

色気のある低音ボイスでそうはく


「ん、私もすきだよ」

私がそう言うと安心したようにぎゅっと抱きしめ首筋に顔をうずめる

最近気づいたんだけど、なにか安心したりしたら湊はすぐ私の首筋に顔をうずめるくせがあるみたい

かわいいな…

「湊?お昼なにが食べたい??」

「りん。」
はぁぁー
最近こんなことも言い出す

「もぉーいいから
なにが食べたい?」

「あ?いいんだな」
ドサッ

「え、ちょ、ちがうよぉー」

湊はなにを勘違いしたのか私を押し倒した

「あ?おめぇいいっつったろ」

「もーちがう!そうゆういみじゃないよ!はやくどいてよー、昼ご飯つくれないでしょ?!」

そう言いながら湊をどかす

チッ
とか言いながらもどいてくれる

まーその代わり不機嫌になったんだけどね
だからわたしは湊の機嫌取りをしなきゃならないの
ま、その前に、お昼ご飯作らなきゃ

10分後…

結局野菜炒めをつくった

「湊ーできたよ!」

まだ拗ねている湊に言う

「…。」

ハァー
無視されたし…

「湊?もーすねないの!ね?」

ぶっすー
まだ拗ねるか
しょうがない

チュッ

「これで許して!///」

すると湊はニィとわらい
「可愛いことするおめぇがわりぃから」

と言い…

わたしは結局食べられましたとさ


次の日…

「湊ーひまだよぉー」

「わりぃりん、おれ仕事まだおわらねぇんだ」

ぶぅーー
頬をふくらませおこる

「んな可愛い顔されてもなぁ」

「んもぉーいいよ!
じゃあ1人でお買い物いく!」

「だめだ。」
即答された。

「やだ。いく」
「 だめだ」
「なんで?」

「1人は危ないだろ」

大丈夫だもん
そう言って止める湊をなんとか説得し、1人で買い物にでかけた

この時、湊のゆうことを聞いとけば…
こんなことにはならなかったのに

わたしは馬鹿だ…