私、結城りん
高校2年 17歳
髪の毛の色は、真っ黒
目は茶色
人を信じない
男は拒絶する
触られると震えがくる
理由はまた…
龍牙(りゅうが)組
若頭 龍牙 湊
21歳
髪の毛はこげ茶色
目は黒
人を信じない
女は性処理にしか見ていない
気に入った人以外は目に入れない
ガチャ
「おい、今日も夜家にかえってくんな」
またか…
「はい…」
今言ったのは私の実のお母さん
認めたくはないけどね
いつもこうして夜になると家からおいだされるの
なんでかわかるよね?
家に男連れて帰ってくるの
前はもっとちゃんとした家族だったのに…
ある日から私の家族は壊れたの
いつものように私は学校から帰って来た
でも、いつもと違うのはお母さんが出迎えてくれないこと
不思議に思った私はお母さんの部屋にいった
ガチャ
「お母さんーただいまー」
ボトッ
「お、かぁーさん?
な、にしてる、の?」
「あら、りんおかえりなさい
東上さん?この子が娘のりん」
「だ、れ?」
「やぁー!りんちゃん?
始めましてー」ニヤニヤ
直感でやばいと思った
逃げようとしたそのとき
ガシッ
「どこ行くの?りんちゃん」ニヤニヤ
「やっ、はなして!
助けて!お母さん!」
助けを求めた お母さんに…
でも、お母さんゎ私をみて笑ってた
まだ高校1年だった私は処女を奪われた
その次の日学校に行くとみんなが私をみていた
おかしいとおもった
「おはよう、かなちゃんまりちゃん」
かなちゃんとまりちゃんゎ私の心友
だった…
「…。」
「かなちゃんまりちゃんおはよう?」
手を出して肩を叩こうとしたとき
パシッ
「汚い手でさわんないで」
「は? なにいってんの?
なにが汚いの?」
そう聞いたそしたら彼女たちわ…
衝撃の言葉を口にした
「そんな清楚なふりして私の彼氏と寝たのね!裏切り者!」
「なにいってんの?かなちゃんの彼氏なんか知らないし、寝たこともないよ?」
本当にそうだった
なにか勘違いしてるんだとおもった
そしたらかなちゃんが携帯をわたしにみせた
「これでもしてないっていえる?!」
それは私が東上さんに無理やりやられたときの写真だった
なんでもってるの?
それだけが頭によぎった
「私の彼氏は東上 拓 19歳よ!」
始めて聞いたかなちゃんの彼氏の名前…
東上さんだった
意味が分からなくて混乱してた
でも、あの人ならわかってくれると思った
私の彼氏 東上 れん
でも、私は気づいてなかった
東上さんの弟ということに…
ガチャ ギーギー
重たい屋上のドアをあけた
れんはいつも屋上にいたから
「れん!」
「よぉーりん、どーだった?
心友に裏切られる気分はよぉ」
はぁ?!
ちょっとまっていみわかんない!
わたしは叫んだ
「おれの名字知ってっか?
おれの名字ゎ東上だ、東上れーん」
東上?…
えっ!まさか!
「そう、わかった?
俺は東上 拓の弟だ」ケラケラ
「どーして?どーしてこんなこと」
「あ?んなもんなんとなくだよ」
「好きだって言ったぢゃん!
ずっと一緒だってゆったぢゃん」
れんは大声で笑って
「あ?んなもん嘘に決まってんだろお前と付き合ったのなんか顔と体に決まってんだろ?」笑
そう言ったんだ
ガタッ
バタバタバタバタ
とにかく走った
何もかも忘れたかった
このまま死のうかと思った
でもむりだったんだ
「ねぇ、あんたなにしてんの?」
「貴方だれ?」
「あー私?私はゆりか 星条ゆりか」
あんたは?
そうきかれた
「私は結城りん」
「りんかーよろしくな!」
こうしてであったのがゆりかだった
まーこれが私の過去ね
ってゆうことでどこいこっかな
テクテクてくてく
トントン
「ねぇ君1人だよね?遊ぼーよ」
「むりです。さよーなら」
「まーまーそう固くならずに♪」
はぁーうざいなこいつ。
てかしつこい
「あの、迷惑です。はなしてください」
「しつけー女だな。顔がいいからって調子にのりあがって」
黙ってついてこい
そう言ってナンパ男はまーまー私を引っ張る
「やだ!やーめーて、はなせー」
こんなに嫌がってるのに誰も助けようとはしない
巻きこまれたくないみたい
あたりまえか
それより怖い、あいつみたい
本当にむり。助けて、誰か…
そう心で言ったとき
グイっ
ポスッ
「へっ?」
何これなにこれとテンパっていると
私の頭の上から
「おいてめーら、おれの視界でくだらねーことしてんぢゃねーぞ」
地面が揺れそうなくらいひっくーいこえで誰かが言った
「お、おいやべーぞ
龍牙組だ!にげろ」
ドタドタ
助けてくれた男のこえを聞いた途端はしって逃げて行った
ふぅー助かった!
ぢゃなくて!
お礼言わなきゃ
「あのっ!…!」
顔を上げた途端
声をうしなったっ
鋭く細長い目に
すらっとした高い鼻
程よく薄いキレイな唇
まるで同じ人とは思えないくらいキレイな顔立ちをしていた
「あっ、そうだ
えーと助けてくれてありがとうございました!本当に助かりました!では」
そう言って行こうとすると…
ガシッ
「へ?」
「なーお前名前は?」
「あ、えーとりんです。結城りん」
あなたは?そうきくと
一瞬びっくりした顔になり
「俺は龍牙 湊」
そういった
「龍牙さん…か 分かりました」
では、といって今度こそ行こうと思えば
「まて、おまえ俺んとここい」
そういった
「は?なんでですか」
「お前気に入った」
「はぁ いみわかんないですー!」
まぁいい
とりあえずこい
といって私の手をつかみ歩き出した
そのとき私は気づいてなかったんだ
彼に掴まれたその手が震えてないことに
彼を拒否してないことに
俺は龍牙 湊
世にゆうヤクザの若頭だ
だから、今日も仕事にいき帰る途中だった
いつもと同じだったんだ
あいつに会うまでは…
「……て……たす…っ!」
女の声が聞こえた
いつものことだ ほっとこう
そう思い通り過ぎようとしたとき、ふとその女を見てみると…
とても整った顔立ち
スタイル抜群
今まで出会った中で1番美人だった
一瞬で惹かれた
でも、俺が惹かれたのはそいつの容姿じゃなかった…
俺が惹かれたのは…
あいつの目
闇に染まった目をしていてもう希望なんて捨てている。そんな感じだった
あいつの目を見てゾクッとした
俺はあいつを救いたい。
そう思った
「おいてめーら、俺の視界でくだらねーことしてんじゃねーぞ」
おれはそう言って女を抱きしめる
女は震えていた
でも、俺が抱きしめていたら収まった
ナンパ男が逃げて行ったあと
あいつは俺に礼を行って帰ろうとした
そんなやつは始めてだった
みんな女は媚を売ってくるはずなのに…
面白い
帰ろうとしている女に名前を聞いた
「あ、えーとりんです 結城りん」
女はそう言った
そのあと…
「あなたは?」
そう聞いたんだ
この世界に俺の名前を知らない奴なんていないと思ってた
だっておれは…ヤクザの若頭だから
名前を答えたあと女は「龍牙さん…か分かりました では」
っと言って帰ろうとした
まぁ俺は帰す気なんかさらさらない
だから女の家を掴んで俺のところへこいといった
女は初めは拒否していたが、俺がしつこく言っていたところ頷いてくれた
そして俺は女を連れて家に戻った
「……おっ…ぉ…ぃ!おいっ!」
んっ…へ?!
いつの間にか寝てしまったみたい
「あ、えーとごめんなさい」
「いやいいんだ、着いたおりるぞ」
「はい」
テクテク
………っはぁぁぁぁー?!
なんだここは!
大きすぎでしょ?!
空いた口が塞がらないとはこのことだ
「おぃ、口しめろ ククッ」
笑われちゃったし…
「そろそらいくぞ」
「あのーここは…?」
そう聞くとびっくりする言葉がかえってきた
「あ?ここは俺の家だ」
っ…っ………えぇぇぇぇぇー!
まぢですか!!
「なにしてんだ?入るぞ」
「あっはい」
ガラガラッ
「おかえりなせーやしっ…わ、か?」
ビクッ
こっ怖い…
厳つい顔のお兄さんたちがいっぱい…
「あぁ」
ポカーンとしていると
「おい、何してんだ?早く行くぞ」
そう言ってわたしの腕を引っ張りズカズカと歩き出した
ガチャ
いつの間にか部屋についていた
「お、おじゃましまーす」
トコトコ
「おいりんそこ座れ」
ドキッ
やばい名前呼ばれた…
「はい」
トコトコ トスっ
ドカドカ ドスッ ポスッ
「へ?!」
えーといまの状況を説明しますと
わたしが指示された所に座ると、龍牙さんが歩いてきて私の隣に座ったんです
そこまではいんですよ、はい
でもなんで抱きしめられてるんですかー!
「あの〜なんで抱きしめられてるんでしょうか…?」
「あ?んなもん俺が抱きしめたいからだ」
耳元でそんなセクシーボイスをださないでくださーい
「なぁ、りん
お前は何を抱えてるんだ?」
えっ?
なんでわかるの?
「どうしてそんなこと聞くんですか」
「お前のこと知りたいからに決まってんだろ」
「そうですか…引いても知りませんよ」
何故かこの人なら信じられる
そう思えた
だから私は全てを話した
龍牙さんに…捨てられる覚悟で…
「そうか… 」
龍牙さんはそう言って黙り込んだ
あぁ捨てられる
そう思った
やっぱり人なんてそんなもんだ…
そう思った
そのとき
「おい、何考えてるかゎ知らねーが俺はお前をそんな事ですてたりなんかしねぇ」
龍牙さんはそう言ったんだ
ぽろっポロポロ
人前で泣いたことなんてなかったのに、私には感情なんてなかったのに…
「うっうわぁぁーん」
あの日以来初めて声を上げてないた
そんな私を龍牙さんはずっと抱きしめてくれていた
「もう大丈夫か?」
「はぃ…ありがとうございました」
龍牙さんは私を離し、真剣に私の目を見て言った
「おれは初めて会った時からお前に惚れてる」
「えっ?」
「だからお前を離す気はねぇ」
「っ…」
「おれのとこにいろ、ずっと 俺がお前を救ってやる」
「っ…は、ぃ」
この時思った
私はまた幸せをしれるかもしれない…
「あっ、そう言えば湊
湊はなんのお仕事してるの?」
湊の家に来て1週間私は湊の家で暮らしてる
あ、湊っていってるのは湊が
「名前で呼ばなきゃ今すぐ犯す」
と脅されたのでよんでます笑
「あ?りん知らなかったのか?」
そういった湊はわたしの隣に座った
「うん!教えて?」
「おれは…ヤクザだ、ヤクザの若頭」
「えっ?」
「そんな俺はきらいか?怖いか?」
そういった湊はいつもの自信なんてこれっぽちもなくて、悲しく目を揺らしながら私の腰に手を回し私に言った
「そうね…ヤクザ怖いと思うわ」
「やっぱり…「でも私はそんな事であなたを手放したりしないわ、だって…
湊は湊でしょ?」
そう言った私をびっくりするように見てふわっと笑った
「やっぱりお前は最高だ
なぁりんおれの女になれよ」
私の腰をグイと引き得意のセクシーボイスで私の耳にはいた
「うん!」
私が顔を真っ赤にしてそう言うと湊は笑って
「可愛いな」
チュッ
キスをした
それから2日たってある人が湊を訪ねてきた
ピンポーン
その音で私は起きた
まだ朝7時
こんな早くに誰だろう?
そう思いながら湊を起こす
「湊?誰か来たよ?起きて」
湊のたくましい厚い胸板を叩く
「んっ…」
ギュー
湊は起きるどころか私を抱きしめる
「湊?はやく起きてー誰か来たよー」
「んっ…ヤダ まだ寝る」
キューン♡
ヤダとか…可愛すぎでしょ!
ぢゃなくて!
「湊、起きないともう一生チューしないからね」
ガバッ
「ダメだ。起きる」
だからチューしよとか言ってきた
「だめだ…んっ…ふっん」
だめだよって言おうとしたら
ふっかーいキスをしてきた
私も誰か来たことを忘れ、湊とのキスに酔いしれていた
ピンポーン
はっ!
そうだったー!誰か来てたんだ!
ドンドンドン
「ふっ…ん そ、お…だ……れかきてる」
全然離してくれない湊にキスをされながらも必死で伝えた
「チッ 誰だよ」
そう言って湊はやっと離してくれた
湊のキスでグッタリしている私をそっと横にして玄関に向かった
湊side
せっかくりんとのキスを楽しんでたのに誰だよ、うぜーな
俺はグッタリしているりんをそっと横にして玄関へ向かった
ガチャ
「湊!でるのおそいよ!
おれ寂しかったよー」
チッお前かよ…
「帰れ。」
ガシッ
「ひどいよー俺10分も待ってたのに…」
はぁぁぁぁぁあー
そのとき、「湊ぉー?誰だったの?」
おれの愛しのりんがきた
湊が全然帰ってこないので私は玄関へ湊を呼びに行った
「湊ぉー?誰だったの?」
行ってみると まだお客様がいた
その人は私を見てポッカーンとしていた
「おい、てめぇ俺の女をみるな減る」
湊はそんなことを言うと私をぎゅっと抱きしめた
「そっ湊?!だ、だめだよ!お客様きてるのに!」
そう言った直後
「え、えぇぇぇぇぇー!」
ビクッ
チッ
「るせぇ、だまれ帰れ、うせろ」
「湊?これゎ夢かな?いや、現実か?君ゎだれかな?!俺ゎ湊の親友…ドカッ」
男の人が早口で私に喋っていると、湊はうざくなったのかその男の人を蹴った
「いってぇ!まぢいてぇ!手加減しろよ!骨折れるだろーが!」
「てめぇがうぜぇからだろ」
2人は言い合いを始めた
「あっあのぉー」
「「あ??」」チッ
ビクッ
「とりあえず中入りませんか? どーぞ」
「ありがとうっ!」
男の人はそういいドカドカとリビングへいった
その男の人をぼーっと見つめていると
「他の男みてんじゃねーぞ
お前は俺だけみてろ」
チッむかつく
そう言って私を壁に押し付け激しいキスをした
どうやら湊は嫉妬したみたい
やっと離されて、男の人が待っているリビングへと足を進めた
ガチャ
男の人は呑気にタバコを吸っていた
「おーやっときたか!
始めまして!俺ゎ湊の親友で、付き人の南 秋冬です♪よろしくね」
「あっ、私は湊の彼女の結城りんです
お願いします」
「りんちゃんかー
りんちゃんゎ何才?」
「あ、17です」
そう言って喋っていたら手を繋いでぶすっーとしていた湊が手を離し、私を後ろから抱きしめた
「湊?どうしたの?」
湊は私の首筋に顔をうずめて
「お前らが喋ってるからだろ」
って…笑
どんだけ嫉妬深いんだ!
「湊?ごめんね、ソファーすわろーね」
湊に言い湊の手をとってソファーに腰掛ける
だけど…
「りんゎここ」
そう言い私を湊の股の間に座らせた
そして後ろから抱きしめる
「あの…秋冬?座ってね」
私がそう言うと後ろから黒いオーラとひっくーい声で
「あ''?秋冬だぁー?おいてめぇりんに何名前よばせてんだよ」
そう言ったんです笑
「ごっごめん」
秋冬ゎ青くなりながら湊に謝る
「湊?そんなこといったらダメでしょ」
湊に言うと…
ぶっすーとした顔になり私の首筋に顔をうずめた
「ごめんね秋冬」
「い、いやいいんだ」
「で、秋冬ゎ何か湊に話があったんじゃないの??」
「あっそうだった!」
思い出したようにそう言い
「明日ゎ仕事休みだ」
そういった
「あ?んなことか?
そんなことで俺の睡眠時間とりんとの時間をじゃましたのか?てめぇ覚悟しとけよ、」
「ごっごめん、電話でいいかな?と思ったんだけど、湊に会いたくて♪」
「あ?きめぇー しね。」
そう言う湊はビクッとした
そして秋冬も顔を青くしている
なぜかって?
そんなの私が殺気をはなったから
どす黒い感情が私の胸をうめつくしていく
「秋冬?湊に近づくの禁止。」
「り、りんちゃーん嘘だようそ!ね?」
「りん、お前嫉妬したのか?
しかも男かよっククッ」
「悪い?もう知らない」
私ゎバカにされたのがむかついて湊の手を払い寝室にいこうとしたのだけど…
ガシッ
「わるい、わるかったって、な?
あまりにも可愛くてついな
だからここ来い」
そういわれたら戻るしかないじゃん?
「あ!ぢゃあおれ仕事あるんだったわ
かえるな!ありがとなー」
いきなり秋冬ゎ言うと風のようにかえっていった
静かになったリビング
私は暇になったので服でも着替えよーかなーなんて思って寝室にいこうとした
ガシッ
「りん、どこいく」
「え?あ、着替えよーかなと思って」
「そーか」
そう言って湊は手を離したので私は寝室へ向かった
着替え終わりリビングにもどると湊が
「りんー腹減った」
って言ったので料理を作ることにした
「なに食べたい?」
「カルボナーラ」
「分かった、ちょっとまっててね」
「あぁ」
私が麺を茹でていると背中にずしっと重みが…
「湊?動きにくいよ 離れて」
「…」
「そーう??はーなーれーて」
「いや。」
はぁぁー
全然離れてくれないので私は無視して料理を続けた
かまってくれなくなってしょうもなくなったのか湊は離れた
10分後…
「湊、できたよ♪」
「あぁ」
湊は椅子に座った
「いただきます」
パクッ モグモグ
「どぉ?」
「ん、うめぇ ありがとな」
「うん!」
私達は食べ終わり、ソファーでゆったりしていると、湊が
「どっか買い物いくか?」
「いくっ!」
用意を済ましていざ出発!