【短】強すぎる愛を私に…


りんが遅い…

今は午後3時

あいつ
「1時間で帰ってくるから〜」
なんて、いってたのにもう一時間半もたっている

さすがにおかしいと思い始めた時だった

ドンドンドン

「だれだ?りんか?」

ガチャ
「湊!」
秋冬だった
でもいつものチャラケた感じはなくなにか焦っているようだった

「どうした」

「りんちゃんが!」
「あ?りんがなんだっ!」
「りんちゃんが誘拐された!」

はぁ?
「りんちゃんが男に担がれているのを見た奴がいる。
りんちゃんはグッタリしていたって言ってたぞ」

俺の心が黒にうめつくされていく

俺は今まで一番低いこえで
「りんを助けに行く」

そういいりんを助けに行った

ガタッ

なにかが落ちる音がして目が覚めた


あれ…?
ここ…どこだろ?
私…買い物してたよね?
あーそうだ、誰かに誘拐されたのか

冷静に分析していると…

「起きたかりん」

そんな男の声が聞こえてきた

「だ…れ」

男という恐怖で出にくい声を精一杯だし男に問いかける

「おれ?俺は橘(たちばな)龍」

だれだよ!とか思いながら男の話を聞く

「俺ね、ずっとりんちゃんのこと見てきたんだよ?
なのに。 りんちゃんはあんな男のとこに…」

「なんで知ってるの!」

怖い…そう思った

「言っただろぉ?俺はりんちゃんを見てきたんだよ?ずぅーと、ね」

そう言いながら男は私に近づく

「ィ…ャ こない…で」

そう言うも男はわたしに近づき、私の前に腰を下ろした

私は動けない

手と足に縄をくくられているから…

男は私の頬に手をすっと触れさせ言う

「俺のりん…やっと手に入った」

そう言うとキスをしようたした

後1センチ…

バンッ

「りん!」

この声は…
「湊!」

私の姿を見た途端
湊の目が黒に染まった


「りん!」

俺はドアを開け叫ぶ


「湊!」

そう叫んだりんをみて俺は黒に染まる



ドカッ
「ぅ''っー」
ドカッ
ゴンッ


気づいた時にはりんの近くにいた男を殺っていた


ポカーンとしているりんに近づく


「りん、帰るぞ」

そう言いりんを抱きかかえる

「…ぅん」


そうして俺たちは家に帰った


やばい…

湊、怒ってるよね、はい

あの後すぐに家に帰ったんだけど…


「りん、そこ座れ」

と低〜い声で言われ…

ちょこんとおとなしく座り…

今、目の前に鬼のようなかおをした湊が座っているんです…


「ご、ごめんなさい…」

ずぅーと無言だったので耐えられなくなり言った


「おめぇ、どれだけ俺が心配したかわかってんのか!」

いきなり怒鳴られた

「ご…めん…な…さぃ」ヒクッ

泣きながら謝る

「もーお前1人で外出すんの禁止」

こんどは優しい声で言った

私が泣き終わったあと誰かに電話をかける


『あ?おぅ、ん、いた
おぅ、さんきゅうな、ん 分かった』

「お前のこと知らせてくれたのは秋冬なんだ。だから電話」

私がジーッとみていると言ってくれた


「そっか…
湊、電話かして」

「あ?んでだ」

「秋冬にお礼言うの!」
知らせてくれたんだったらお礼いわなきゃね!

なんて陽気に考えていると

「あ?んなもん俺が言った
もぅ必要ねぇ」

とか言って貸してくれない

「お願い…貸してぇ?」

秋冬に前、「湊が言うことを聞いてくれなかったらこうすればいいよ」
なんて教えてくれたことをしてみる


「…/// わーったよ」

なんて顔を赤くしながら言い貸してくれた

やった!成功だよー秋冬♪
ありがとぉー

なんて考えながら秋冬に電話する

『あ?もしもーしまだなんかあったの?』

『あ、秋冬?りんだよー
お礼言いたくて湊に携帯かしてもらったのー』

今、携帯の充電切れそうだからなんて言いながら秋冬にお礼を言う

『あ、りんちゃんかー
いいよー全然!当たり前でしょ〜』

てか、よく湊俺に電話させてくれたね?

なんて聞かれたから

『秋冬に教えてもらったやつしてみたんだ〜』
って言うと

『お、やっぱり効果あったか〜』

とか言ってた

しばらく喋っているといきなり私の手から携帯が無くなる

「お前ら喋りすぎ」

なんて言いながら秋冬としゃべる

『あ?切るぞ、だまれうぜぇ』
ブチッ

「あっ!そーう!切っちゃだめだよー」

「あいつと喋ることなんかねぇだろ」

「はぁーもういいよ
お礼も言えたしね!」

とか開き直ってみる

あいつに礼なんかいらねぇのに
とかブツブツ言っている湊をほっとく

めんどくさいもん

って言うのは嘘でー、可愛いよね

え?惚気んなって?ごめーん笑


「りん、こっち」

とか言われ

湊の膝の上に乗せられる

ギューッ

「お前誘拐されたって聞いた時まぢでおかしくなりそうだった。」

悲しい声で言われた

「ごめんね、もう1人で外出しない」

「ん」

しばらく抱きしめられていると…

「お前、俺のこと心配させたからお仕置き必要だな?」

なんて楽しそうな声で言われ

ヤバイと思った時には押し倒されてました


「そーうーやだぁぁー」

なんて私の抵抗も虚しく朝になるまでさんざんお仕置きされました。




あれから3ヶ月とくに何もなく平和に過ごしています


でも今日は湊がちょっとおかしくて…
なんかそわそわしてる?って感じなんです

「りん、ちょっと出かけるぞ」

「え、うんわかったよ」

私は着替えを終えて湊と一緒にお出かけする

「湊?どこいくの?」

「着いてからのお楽しみだ」

なんて笑いながら言われた



「ここだ、着いたぞ」

そこは…教会だった

「どうして教会?」

「いいから着いてこい」

「うん」

テクテク

ギー

湊はどんどん進んでいく

そして教会の真ん中に…

いきなり手を握られた

「なぁりんおれはお前が好きだ」

ストレートに言われ照れる私

「いや、愛してる」

もっと照れる私

「だからお前を離す気はねぇ」
一生な

なんて言いながら笑う

「私も離れる気はないよ湊」
一生ね

湊の真似をしてみる

クスクスと笑っていた湊

なのにいきなり真剣な顔つきになり













「りん、俺と結婚して下さい」







えっ?

「うそぉー」

「ほんとだ… 返事は?」

もちろん

「はい!」


そう答えると嬉しそうにニコッ〜と笑い







りん…愛してる













私も愛してる…湊