湊side
せっかくりんとのキスを楽しんでたのに誰だよ、うぜーな
俺はグッタリしているりんをそっと横にして玄関へ向かった
ガチャ
「湊!でるのおそいよ!
おれ寂しかったよー」
チッお前かよ…
「帰れ。」
ガシッ
「ひどいよー俺10分も待ってたのに…」
はぁぁぁぁぁあー
そのとき、「湊ぉー?誰だったの?」
おれの愛しのりんがきた
湊が全然帰ってこないので私は玄関へ湊を呼びに行った
「湊ぉー?誰だったの?」
行ってみると まだお客様がいた
その人は私を見てポッカーンとしていた
「おい、てめぇ俺の女をみるな減る」
湊はそんなことを言うと私をぎゅっと抱きしめた
「そっ湊?!だ、だめだよ!お客様きてるのに!」
そう言った直後
「え、えぇぇぇぇぇー!」
ビクッ
チッ
「るせぇ、だまれ帰れ、うせろ」
「湊?これゎ夢かな?いや、現実か?君ゎだれかな?!俺ゎ湊の親友…ドカッ」
男の人が早口で私に喋っていると、湊はうざくなったのかその男の人を蹴った
「いってぇ!まぢいてぇ!手加減しろよ!骨折れるだろーが!」
「てめぇがうぜぇからだろ」
2人は言い合いを始めた
「あっあのぉー」
「「あ??」」チッ
ビクッ
「とりあえず中入りませんか? どーぞ」
「ありがとうっ!」
男の人はそういいドカドカとリビングへいった
その男の人をぼーっと見つめていると
「他の男みてんじゃねーぞ
お前は俺だけみてろ」
チッむかつく
そう言って私を壁に押し付け激しいキスをした
どうやら湊は嫉妬したみたい
やっと離されて、男の人が待っているリビングへと足を進めた
ガチャ
男の人は呑気にタバコを吸っていた
「おーやっときたか!
始めまして!俺ゎ湊の親友で、付き人の南 秋冬です♪よろしくね」
「あっ、私は湊の彼女の結城りんです
お願いします」
「りんちゃんかー
りんちゃんゎ何才?」
「あ、17です」
そう言って喋っていたら手を繋いでぶすっーとしていた湊が手を離し、私を後ろから抱きしめた
「湊?どうしたの?」
湊は私の首筋に顔をうずめて
「お前らが喋ってるからだろ」
って…笑
どんだけ嫉妬深いんだ!
「湊?ごめんね、ソファーすわろーね」
湊に言い湊の手をとってソファーに腰掛ける
だけど…
「りんゎここ」
そう言い私を湊の股の間に座らせた
そして後ろから抱きしめる
「あの…秋冬?座ってね」
私がそう言うと後ろから黒いオーラとひっくーい声で
「あ''?秋冬だぁー?おいてめぇりんに何名前よばせてんだよ」
そう言ったんです笑
「ごっごめん」
秋冬ゎ青くなりながら湊に謝る
「湊?そんなこといったらダメでしょ」
湊に言うと…
ぶっすーとした顔になり私の首筋に顔をうずめた
「ごめんね秋冬」
「い、いやいいんだ」
「で、秋冬ゎ何か湊に話があったんじゃないの??」
「あっそうだった!」
思い出したようにそう言い
「明日ゎ仕事休みだ」
そういった
「あ?んなことか?
そんなことで俺の睡眠時間とりんとの時間をじゃましたのか?てめぇ覚悟しとけよ、」
「ごっごめん、電話でいいかな?と思ったんだけど、湊に会いたくて♪」
「あ?きめぇー しね。」
そう言う湊はビクッとした
そして秋冬も顔を青くしている
なぜかって?
そんなの私が殺気をはなったから
どす黒い感情が私の胸をうめつくしていく
「秋冬?湊に近づくの禁止。」
「り、りんちゃーん嘘だようそ!ね?」
「りん、お前嫉妬したのか?
しかも男かよっククッ」
「悪い?もう知らない」
私ゎバカにされたのがむかついて湊の手を払い寝室にいこうとしたのだけど…
ガシッ
「わるい、わるかったって、な?
あまりにも可愛くてついな
だからここ来い」
そういわれたら戻るしかないじゃん?
「あ!ぢゃあおれ仕事あるんだったわ
かえるな!ありがとなー」
いきなり秋冬ゎ言うと風のようにかえっていった
静かになったリビング
私は暇になったので服でも着替えよーかなーなんて思って寝室にいこうとした
ガシッ
「りん、どこいく」
「え?あ、着替えよーかなと思って」
「そーか」
そう言って湊は手を離したので私は寝室へ向かった
着替え終わりリビングにもどると湊が
「りんー腹減った」
って言ったので料理を作ることにした
「なに食べたい?」
「カルボナーラ」
「分かった、ちょっとまっててね」
「あぁ」
私が麺を茹でていると背中にずしっと重みが…
「湊?動きにくいよ 離れて」
「…」
「そーう??はーなーれーて」
「いや。」
はぁぁー
全然離れてくれないので私は無視して料理を続けた
かまってくれなくなってしょうもなくなったのか湊は離れた
10分後…
「湊、できたよ♪」
「あぁ」
湊は椅子に座った
「いただきます」
パクッ モグモグ
「どぉ?」
「ん、うめぇ ありがとな」
「うん!」
私達は食べ終わり、ソファーでゆったりしていると、湊が
「どっか買い物いくか?」
「いくっ!」
用意を済ましていざ出発!
今私は湊と一緒に街に来ている
でも…
もちろん2人でゆっくり買い物できるはずもなく…
「きゃぁー龍牙組の湊様よーっ」
湊が通るたびにそう言われ…
挙げ句の果てに
「何あの女、ちょっと顔がいいからって湊様の周りをうろちょろして!」
私もそう言われた
まぁ、分かってたことだしいいんだけど
「なぁりん?どこいきてぇ?」
「そうだなー服屋さん!」
私達はそんなことをを言いながら2人で買い物をする
「やばいっ本当かっこいいぃー♡」
とか言ってるお姉様方をほっといて
しばらく歩いていると…
ガシッ
「あ?」
誰かが湊の手をつかんだ
「湊!ひさしぶりぃー♡
もー最近相手してくれなかったから寂しかったよー」
そう言って私と湊の手を引き裂き自分の腕を湊の腕に巻きつけた
「だれ?」
思わず言ってしまった
「あら?あなたこそ誰かしら?
湊の妹さんかなにか??」
そんなことを言われているのに湊はポカーンとしている
まだ湊の腕に巻きつけてある腕を湊は剥がそうともしない
さすがにイラっとした私は
「いえ、妹でもなんでもないですよ?
私は、ただ落し物をひらってもらっただけです。 あなたは?」
「あらそう?
私は湊の将来のお嫁さんよ♡」
ふふっ
「そうでしたか、では
私は邪魔ですね、さようなら」
そう言い帰ろうとした
そしたら湊はその私の行動にはっとしたのか
ガシッ
「お、おいりん、どこいくんだ!」
パシッ
「離していただけます?
私は私の家にかえります」
テクテク
私は走って家に帰った
後ろから湊がなにか叫んでいたし、追いかけてきてたみたいだけど、私は湊に隠れて家に帰った
ガチャ
「ただいまー」
もちろん私の家はここしかない
だからここにかえるしかなかった
バタバタ
ガチャ
「りんっ!」
湊は私が帰ってきて何分もしないうちに帰って来た
「…。」
「りん?悪かった」
湊はそう言いながら私を抱きしめようとした
パシッ
「あの女を触った手でさわんないで!」
そう言っても湊は抱きしめた
「悪かった。」
「なにが?
何に対してあやまってるの?」
「全部。
あいつは俺が遊んでた頃の女らしい」
らしいって…
湊は覚えてかったみたい
あの後湊は手を振り払い女を一発殴り私を追いかけてきたそうだ
「違う…私はそのことで怒ってるんじゃない!」
「は?」
「湊はあたしのなのに…
なにさわられてんの!なんで振り払わないの!」
「わりぃおんなの存在きづかなかった
おれ、服屋探してて… わりぃ」
湊は言った
「ばかぁー
次したら許さないんだからぁー」
私は泣きながら湊に言う
「あぁ分かった」
もう、あんまり外に出たくないなと思った1日だった
湊はあの日から私を外には出そうとしなくなった
私は学校に行ってないので別に何の支障もないけど
そしてあの日から湊は私にべったりだ
「りん、こっちこい」
ほら、ね
いつもこう言って私を湊の足に閉じ込める
「りん、こっちむけ」
そう言って湊は私をクルッと向かい合わせにするように湊の膝の上にのせる
色気のある目で私を見る
その目に捉えられたように動けなくなる
チュッ
ふれるようにキスをする
「ん、…はぁ、…そ、う」
そしてだんだん深くなる
やっと離してくれた…
くるしかったぁぁー
「りん、好きだ」
色気のある低音ボイスでそうはく
「ん、私もすきだよ」
私がそう言うと安心したようにぎゅっと抱きしめ首筋に顔をうずめる
最近気づいたんだけど、なにか安心したりしたら湊はすぐ私の首筋に顔をうずめるくせがあるみたい
かわいいな…
「湊?お昼なにが食べたい??」
「りん。」
はぁぁー
最近こんなことも言い出す
「もぉーいいから
なにが食べたい?」
「あ?いいんだな」
ドサッ
「え、ちょ、ちがうよぉー」
湊はなにを勘違いしたのか私を押し倒した
「あ?おめぇいいっつったろ」
「もーちがう!そうゆういみじゃないよ!はやくどいてよー、昼ご飯つくれないでしょ?!」
そう言いながら湊をどかす
チッ
とか言いながらもどいてくれる
まーその代わり不機嫌になったんだけどね
だからわたしは湊の機嫌取りをしなきゃならないの
ま、その前に、お昼ご飯作らなきゃ
10分後…
結局野菜炒めをつくった
「湊ーできたよ!」
まだ拗ねている湊に言う
「…。」
ハァー
無視されたし…
「湊?もーすねないの!ね?」
ぶっすー
まだ拗ねるか
しょうがない
チュッ
「これで許して!///」
すると湊はニィとわらい
「可愛いことするおめぇがわりぃから」
と言い…
わたしは結局食べられましたとさ
次の日…
「湊ーひまだよぉー」
「わりぃりん、おれ仕事まだおわらねぇんだ」
ぶぅーー
頬をふくらませおこる
「んな可愛い顔されてもなぁ」
「んもぉーいいよ!
じゃあ1人でお買い物いく!」
「だめだ。」
即答された。
「やだ。いく」
「 だめだ」
「なんで?」
「1人は危ないだろ」
大丈夫だもん
そう言って止める湊をなんとか説得し、1人で買い物にでかけた
この時、湊のゆうことを聞いとけば…
こんなことにはならなかったのに
わたしは馬鹿だ…
るんるんるーん♪
1人で久しぶりの買い物だ〜♪
たのしーいなぁー
どこ行こうかな?
そう思ってたところだった
誰かに腕を引っ張られ口に布を被せられた
その布があり息がしにくかったので思いっきり吸うとなんだか眠たくなってきた…
そうして私の記憶は途絶えた
りんが遅い…
今は午後3時
あいつ
「1時間で帰ってくるから〜」
なんて、いってたのにもう一時間半もたっている
さすがにおかしいと思い始めた時だった
ドンドンドン
「だれだ?りんか?」
ガチャ
「湊!」
秋冬だった
でもいつものチャラケた感じはなくなにか焦っているようだった
「どうした」
「りんちゃんが!」
「あ?りんがなんだっ!」
「りんちゃんが誘拐された!」
はぁ?
「りんちゃんが男に担がれているのを見た奴がいる。
りんちゃんはグッタリしていたって言ってたぞ」
俺の心が黒にうめつくされていく
俺は今まで一番低いこえで
「りんを助けに行く」
そういいりんを助けに行った
ガタッ
なにかが落ちる音がして目が覚めた
あれ…?
ここ…どこだろ?
私…買い物してたよね?
あーそうだ、誰かに誘拐されたのか
冷静に分析していると…
「起きたかりん」
そんな男の声が聞こえてきた
「だ…れ」
男という恐怖で出にくい声を精一杯だし男に問いかける
「おれ?俺は橘(たちばな)龍」
だれだよ!とか思いながら男の話を聞く
「俺ね、ずっとりんちゃんのこと見てきたんだよ?
なのに。 りんちゃんはあんな男のとこに…」
「なんで知ってるの!」
怖い…そう思った
「言っただろぉ?俺はりんちゃんを見てきたんだよ?ずぅーと、ね」
そう言いながら男は私に近づく
「ィ…ャ こない…で」
そう言うも男はわたしに近づき、私の前に腰を下ろした
私は動けない
手と足に縄をくくられているから…
男は私の頬に手をすっと触れさせ言う
「俺のりん…やっと手に入った」
そう言うとキスをしようたした
後1センチ…
バンッ
「りん!」
この声は…
「湊!」
私の姿を見た途端
湊の目が黒に染まった
「りん!」
俺はドアを開け叫ぶ
「湊!」
そう叫んだりんをみて俺は黒に染まる
ドカッ
「ぅ''っー」
ドカッ
ゴンッ
気づいた時にはりんの近くにいた男を殺っていた
ポカーンとしているりんに近づく
「りん、帰るぞ」
そう言いりんを抱きかかえる
「…ぅん」
そうして俺たちは家に帰った