「アンタの彼氏はねぇ、女の子をレイプするような最低なやつだったんだよ!」

「そんな彼氏に執着するとか、マジできもい!!」

「そんな…、私はただ………っ、歩が死んだから………悲しくて……」


大量の罵声を浴びせられても、反論をする戸崎さん。


しかし、あるクラスメイトの言葉が、戸崎さんを黙らせた。


「大体、レイプしろってアンタが命令したんじゃねーの!?」


"戸崎さん命令した"!?


それは、私だったらなかなか思い浮かばないような発想だった。


そうだ、私は過去夢で、伊藤君が折乃さんに性的暴行をしているのを確かに体験した。


そのとき、確かにある女子生徒が、扉越しに伊藤君と会話をしていた!