そんな日々がずっと続いた。


正確には五日程だろうか。


ある日のこと、また彼女は泣き始めた。


「うわああ!!歩!!…なんでぇ……なんでなのよぉ……!」


またか、という風にクラスメイト達は、教室から出ようとした。


その時だった。


「行かないでえぇ!!私を置いて行かないでよぉ、皆!!」


と、戸崎さんがクラスメイトが他の教室に行くのを、止めたのだ。