「い、一体どういうことですか!?いきなりそんなことを言われても……」

「あなた、伊藤歩君って、知ってるわね?」

「は、はい…」


すると、先生の口からとんでもないことが出てきた。


「あの子、殺されちゃったのよ!」

「え……?」

「ついさっき、死体で発見されたの。もしかしたら、校内に殺人鬼がいるかもしれない!だから、学校から出るわよ!」

「え……?え………?」

「いいから早く!」


そう言って、混乱する私の腕を、先生は引っ張っていった。