…。


目を開けると、そこは学校の保健室だった。


そうか、また…私は夢を見ていたのか……。


酷い夢だった、いや、酷い過去夢だった………まさか、伊藤君が…あんなことを折乃さんに…。


そう思うと、鳥肌が止まらなかった。


すると、ガチャっと保健室の扉が開いた。


「あぁ!良かった!無事だった!さぁ、逃げましょう!」


出てきたのは、保健の洲宮(スノミヤ)先生だった。


無事だったって…?逃げるって……?