「い、伊藤君……?」


私は問いかけるが、伊藤君は私には返事をせず、


「なぁ、本当にやっちゃっていいのー?」


と、トイレの個室の壁の向こう側に問いかけた。


「いいよー!もうぐっちゃぐちゃにやっちゃってー!」

「オッケー」


その瞬間、伊藤君がにやりを私に笑いかけた。


「え…」