いきなりの出来事だった為、私達は、家に帰されることになった。


帰り道の途中で、誰かが言った。


「もしかしたら、これ…折乃の復讐なんじゃない?」


と。


「え~、そんなはずあるわけないよ!だって、折乃は…植物状態になってしまったって…」

「でも、それ以外に考えられねーって!稲穂も、喜多見も、折乃のこと、いじめていただろ?」

「それは…」

「そうかもしれない…もしかしたら……折乃さんは、怒っているのかも」


噂は、驚くほど、早く、尋常ではないほどに流れていった。


やがて、学校の誰もが、折乃さんがやったのだと思い、そして、こう噂した。




"眠り姫の呪い"だと………。