そんなことを考えているうちに、屋上に着いた。


ここが、私の死に場所となるのだ。


亜実は、五十嵐に命令されて、ここから飛び降りた。


とても、怖かったと思う。


だって、今も私だって怖いんだもの。


でも、償いに行かなくてはならないのだ。


飛び降りなくてはならないのだ。


だから。


私は、飛び降りた。