「でも…無理かも」


私は言った。


「なんで…?」

「私は、亜実をいじめてた人を全員殺した…。
亜実の為とか、自分で思っておいて、本当は私が自己満足する為に…殺した…」

「…」


亜実は、口を閉ざす。


「そんな私に、こうやって亜実と楽しくお喋りする資格なんか、ないんだよ…。
だから、この楽しい空間から出るの。

ここは、私と亜実の意識の間なのでしょう?なんとなくわかるの」

「そう、だよ…」