あの白い名無しは、私だったのだ。 "亜実"に手を差し伸べていた。 "亜実"の友達でいた。 私は、許せなかったんだ。 "亜実"の幸せを、笑顔を、日常を、居場所を、時間を、体を、心を傷つける者達が。 許せなかった。