「かもじゃなくて、本当にちゃんと言うんだよ?」

「う、うん…」


折乃さんは、どこか不安になってしまう。


「でもね…やっぱり怖いもん……先生が、また中途半端に注意するだけだったら、って思うとね…。

だって、そしたらきっと、もっと酷いいじめにあっちゃう…」

「大丈夫だって!きっと努力は報われるんだから!」

「そうかな……」


そこから、私の意識が薄れてゆく……。


別の風景が見えてくる……。