「そんなに我慢しなくてもいいんだよ」

「え…っ?」


いつの間にかそこには真っ白な存在。


この人、どこかで見たことがある…。


でも、真っ白に光っていて、眩くて、顔がわからない…。


だけど、私はこの人を知っている。


いや、折乃さんはこの人を知っている。


おそらく、この人は私のできなかったことが出来た人。


折乃さんに、唯一手を差し伸べた人。