「……で、早速ですが、柑奈さん。
あなた、何者ですか?」
新…やっぱ、ハッキングしてたか。
『何者って…ここの転校生だけど?』
「教室での殺気。玲さんへの態度。私達が清瀧だと分かってからでも変わらないその表情。しかも、真紅の私がハッキングしても名前しか出て来ない。普通の人とは思えません。」
……ふっ。さすが。
見た目だけの茶髪紳士じゃないんだな。
『……クッ。そうだな。普通ではねえ。
だけど、今言ったらつまんねえだろ?頑張って自分等で見つけ出せよ。世界No.2ハッカー真紅こと、新さんと、その他清瀧さん?』
私は、軽く笑って屋上を跡にした。