「で、どうする?もうホームルームなんてとっくの昔に終わってっし、明日からにすっか?」


『おー、そーするー。あ、そうだ。
私の名前、どうしよー。』


さっきから考えていた男のときの名前。

思いつかなかったから、だいちゃんに相談することにした。


「えー、そういうの俺ダメだもん。
そうだなー。玲でも呼ぶかー。」


だいちゃんはぐだくだと机に潰れながら言う。

理事長がそれでいいのか、それで。


『……って、玲って、れっちゃん?
いるの?』


「おーいるよ。お前の担任。呼ぶわ。」