背中合わせになった私達に

近くにいた、敵の全てが寄ってきた。

一気に周りを囲まれる。


「柑奈っ!!」
「伊月さん!!」


大地たちの心配する声が聞こえる。



「これだけ囲まれたらもう勝ち目もねえだろう。…なぁ、朝霧伊月に、柑奈。
あの時と同じ様にしてやる…。」


「……お前…。」

『……っち。あんときの幹部だ…。』


………厄介なやつ。