『…みんな、強いね…。』

「元から強かったけどな、昨日今日で、
すげー成長したよ。俺らも下っ端も。」

『そっか。』


うん、みんな、すごいよ。

あっという間に下っ端全滅。

幹部も押してるもんね。


「かーーんなー!!」

下から聞こえてきた私を呼ぶ声。

見ると、伊月兄が手を振っていた。


『あーー、伊月兄!いないと思ったら…
そこでサボってたな!!』

「い、いやサボってたとかじゃなくて…
あ!!それより、柑奈そろそろ降りてきてよ!久々に柑奈と一緒に戦いたい!」