部屋に戻ろうと立ち上がると

大量の荷物を持ったお母さんがきた。


『お母さん?それって…』

「ん?柑奈の荷物よ?」


お母さんが持っている量は

巨大な旅行カバン5つ分くらいある。


『……そんなにいらないよ。』

「女の子でしょ?このくらいいるわよ」


『寮では男でしょ。』

「…………」



………忘れてた!って顔、やめて。


『準備なんて、今日とか明日で、
自分でやるよ。』

「あっ!!!」


私の言葉を聞いて、声をあげるお父さん


「あ、あのさ、柑奈。
高校、今日からなんだ…。」

『……………(黒笑)』


ーーゴスッ



お父さんに、一発お見舞いしてやった。

流石にうざかったから。