『…私は、こんな危険な戦いにみんなを巻き込みたくない。……だから、組長に頼んでみようと、思うんだ…。』
これが、私の本音。
本当に、これ以上危険にさせたくない。
「……まてよ。」
俯きっぱなしだった大地が
不意に顔をあげる。
「……お前ら、そんなに自信ねえのか？
俺らは、世界No.1の清瀧だぞ？しかも今は、最強の姫もいる。今の俺らに、できないことはねぇ。そうだろ？」
そう言いながら、笑みをこぼす大地。
そして、それを見て、
同じように笑みをこぼす清瀧。
私は、確信した。
……この人たちは…強い。
