ひとたび洗い終えると、脱衣所に移動した。 体を拭いてやり、椅子に座るよう促した。 肩にバスタオルを掛け、俺はドライヤーを手にして彼女の髪を乾かす。 鏡に映る彼女は、無表情。 ものの見事におとなしい。 オーナーが扱いが大変やらなんやらを言ってたのが嘘のようだ。 8割方乾かし終えると、リビングへと彼女を連れ出した。